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シェア金沢に行ってきたので、レポートをシェア!

Share金沢とは?

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金沢市田上町にある、福祉の複合施設。


「児童入所施設」「アトリエ付き学生向け住宅」「サービス付き高齢者向け住宅」といった住居をはじめ、レストラン、ギャラリー、天然温泉、料理教室、ミュージックバー、体育館、ウクレレ教室、ランドリー、アルパカ牧場、農園、セレクトショップなど、一般の人も楽しめるわくわくする場所があつまり、敷地全体がひとつの「街」になっている。

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想像していたよりもずっとスタイリッシュで温もりのある空間。都市計画も地形を生かしてゆたかに配置されていて、金沢というより軽井沢かデンマークみたいな雰囲気でした。広さを確保した空間は余裕とゆたかさを生むんだなぁ、と実感。木のぬくもりと、自然に馴染む建築の色使いも素敵。

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「街には、その街全体を見下ろせる場所が必要」という考えのもと、フロントである本部の棟は地形的に一番高い場所に立っていて、他の建物を見下ろせる方向に全面ガラス張りになっている。建物同士をつなぐ小道はあえて一人通れるくらいの狭さにしていて、すれ違う人が譲り合ってコミュニケーションを取れるようにしているそう。


レストランは、以前柿の木畠にあった「ももや」が移転してできた「ニューももや」。ギャラリーや温泉のスペースとゆるやかにつながっているので、レストランというよりは広いリビングみたいな感じ。ほとんどが北欧の家具で、福祉先進国である北欧の温もりとやさしさをイメージさせる。レストランの隣には農園で育てられた野菜が、生産者の名前付きで販売されていました。


Share金沢のなりたち

はじまりは、戦災孤児を保護していたお寺だったそう。「戦災孤児」を保護する必要のない時代になってからは、障害をもつ子どもたちを。そして「社会福祉法人 佛子園」という形に変え、施設の子どもが大人になってくると彼らの「働く場所」を提供することこそが必要なのだとわかる。


Share金沢が田上の土地へ来たのは2013年。もともとは精神病患者のためのサナトリウムがあった土地で、向かいには金沢刑務所がある。緑豊かな反面、街中から外れた奥地のような地域のため、障害者のための閉ざされたコロニーのようにしたくないという思いがあった。そこで、高齢者サービスや学生寮を加え、地域の人が集まれるようにレストランを、一般の人もわざわざ訪れてもらえるように天然温泉施設やアルパカ牧場を…というふうにどんどんコンテンツが増え、ひとつの「街」へと進化していった。施設や温泉の清掃、アルパカの世話といった「雇用」も、この街で生み出している。


障害が日常にあることで、障害をもつ子どもたちが思う存分大声を出しても、もはや誰も迷惑に思うことのない、のびのびとした環境を実現しているみたい。

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日本版CCRC?


2015年に安倍首相が視察に来てから、Share金沢は「日本版CCRC(Continuing Care Retirement Community)」と言われることが多くなったという。CCRCとはアメリカから生まれた概念で、「高齢者が健康なうちに入居し、医療と介護を必要な時に受けながら終身を過ごすことができる生活共同体」という意味。


でも、Share金沢の主役はあくまで障害をもつ子どもたち。「CCRC」と評価されるたびに、ちょっと首をかしげることもあるんだそうです。子供から大人、若者、高齢者まで、文字通り「老若男女」が普通にいきいき過ごせる場所という感じがしました。

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見学を申し込んで行ったので、施設のことは施設長の奥村さんに説明してもらいました。とても丁寧に話していただいて、Share金沢への愛と情熱と優しさを感じました。


今回は「視察」のつもりで訪れたけど、金沢に住んでたらしょっちゅう遊びに来たいと思うくらい、すごく居心地のいい場所でした。次に来る時は絶対温泉に入りに来よう!
Share金沢へ視察に行きたいと考えている方は、ぜひ温泉セット持っていくことをオススメします👍


by sayakoro21 | 2017-01-07 13:34 |

福岡のデザイナー・イラストレーター、Sayako Tachi が綴る旅と日常のつれづれ。「アンテナのある暮らし、アイデアのある毎日」をモットーに、日々感じたことを残していきます。


by sayakotachi